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でした。少なくとも、ひと昔前まではこれで間違ってはいないはず。
ですが近年ではラップトップのようなパソコンよりもスマートフォンやタブレット端末の方が流行しており、各企業も無線での通信速度の向上に注力しているそうで。どうやら先述の知識はひっくり返ってしまっている傾向にあるようです。もちろん環境によりますが、有線の方が早いと断言する時代は終焉を迎えた模様です。
しかし脳内データの古い私はそんなことを露ほども考えず、Wi-Fiが無い環境でラップトップを使う時には、ご丁寧にスマホでUSBテザリングを行ってウェブに接続していました。まあそもそもスマホで作業をしない時点で周囲からすれば「時代遅れ」なのでしょうけどね。
そんなあるとき、スマホにエラーが発生してしまいやむを得ずUSBを諦め、Wi-Fiでテザリングを行いました。
すると速度が全く違うんですよね。体感ではっきりと分かるほど速度が違う…。まさか無線の方が早いというセオリーはこんなところにまで来ているのかと。
エラーを解消したのちに簡易に計測してみても段違いでした。
これがUSBテザリング。ダウンロードが0.32Mbps、アップロードが2.89Mbps。使用開始から7年目のお爺ちゃんスマホなので極めて遅いが、そこは目を瞑って相対的にご覧ください。
こちらがWi-Fiテザリング。ダウンロードが0.73Mbps、アップロードが2.46Mbps。アップロードこそさして変わりはないが、ダウンロードが2倍に肉薄するほどの差が出ています。それでも遅すぎますが、やはり相対的にご覧ください。
ダウンロードで2倍弱も速度が出るなら、体感で分かるわけですね。しかし問題はここからです。
テザリングに関するブログなどの記事を拝見すると、そのほとんどが異口同音に「USBテザリングの方が早い」と言っているのです。もちろん素人が書いた物が多いでしょうが、少なくとも私よりは詳しいはず。
しかし私は彼らとは意見が異なります。異なるというか数字として出てしまっています。そう、Wi-Fiテザリングのほうが圧倒的に早いのです。まったく知識が無いので何故だか分かりません。専門知識を持ち合わせている方、どうか検証をしていただいて白黒つけてください。よろしくお願いいたします。
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(de Pixabay) |